ガングリオン
※File:Ganglion-cyst.jpg
1ヶ月に10名くらいは遭遇する疾患でガングリオンというのがあります。
患者さんでも
「ガングリオンって何ですか?」
という方が7割。
既に調べてきて
「これってガングリオンですか?」
という方が3割。
皆さん身体に異常があれば、まず調べられるんだなーと痛感します。
自分のカラダも自分で把握できる時代ですね。
良いことです。
ところで
聞いたことがありますかね?
ガングリオン。
ガングリオンって何?
手関節によくできる腫瘤です。
中身はゼリー状になっています。
注射器で抜いて、再度出してみるとニュルニュルとゼリーが出てきます。
悪いものではないです。
ただ、大きくなったり、発生する場所によっては疼痛の原因になり、
その場合は潰すか抜くか対処します。
対象方法
- 針刺して抜く
- 針刺して薬入れて圧を高くして破裂させる
- 手で潰す
- 手にタオルを引いて木槌で叩く
といった方法があります。
医療機関なら1、2の方法です。
セルフは3、4ですね
本で潰す人もいましたねー
鑑別
腫瘤ができた場合はガングリオンかそうでないか見極めることが重要です。
波動を触知するという表現がありますが、
触れて動くのであればガングリオンの可能性が高く、
動かないのであれば骨性の可能性があります。
カルパルボスという疾患も隠れていたりします。
また脂肪腫、神経腫など腫瘤にも種類があるので、
医療機関で判断してもらうと良いでしょう。
エコーやMRIなどで内容物を確認することが可能です。
まとめ
手関節に多く発生する腫瘤ですが、
関節部分に発症した場合はガングリオンの場合が多いです。
触って動くものか確認してください。
痛くなければ放置で良いかと思います。
たいしょが必要なときは医療機関に受診することが妥当でしょう。
詳しく説明されていた動画ありましたのでリンク貼っておきます。