スポーツ

腰椎分離症 (学生の腰痛)

子ども(学生)の腰痛で注意すべきは腰椎分離症ですね。 小学生から高校生の運動選手の腰痛に多い疲労骨折です。 腰でも疲労骨折ってあるんですか? と聞かれることも多いです。 病態を知っておけば、怖くありません。 早期発見が必要になりますが、 症状からどのように疑うのかが大切です。
スポーツ

骨挫傷について

骨内の出血、微小損傷、炎症などと言われておりまして、 骨のダメージになります。 骨折ともっとも異なるのは、 骨折はズレることがありますが、 骨挫傷は転位(ズレる)ことはありません。 大雑把に言うのであれば、 骨がズレることはないので、 悪化することはないです。
医療

肋骨部の痛み

胸部痛は、鑑別が本当に大切です。最悪は命に関わることもあるからです。 肋骨、胸部痛が外傷性であればどれくらいのエネルギーで受傷したかを必ず確認してください。高エネルギーの場合は、多発肋骨骨折が生じており、気胸、血胸などが併発して、早急な対応を要します。
股関節〜足

単純性股関節炎

10歳までの子供に多い股関節痛です。 単純性股関節炎、ペルテス病、大腿骨頭すべり症は歩けない、歩き方がおかしい期間が大切です。 発見が遅くなると大事に至りますので、気をつけてください。
子供の健康・スポーツ

肘内障

年末年始は肘内障が多いです。 肘内障というのは、0歳から6歳くらいまでに多い、 肘関節の亜脱臼です。 気がついたら肘を動かさなくなります。 子供はいきなり泣き出します。 ほっといても動かそうとしません。。。 でも、意外と簡単に治せます。
スポーツ

横紋筋融解症

3日前にゲームで負けた罰ゲームで腕立て200回。 なんとか、やりきったようですが、 上腕部の痛みが左右ともに強く、 肘に伸展制限、屈曲制限が出現している状態が続いている。 圧痛は三頭筋全体(上腕部中心)に認め、 肉離れとは異なる所見であり、 採血をおこない、 CK高値(8000)を認めたので横紋筋融解症と判断。
医療

痛風

痛風 痛風は体の様々な部位で発症します。 有名なのは足の拇趾の付け根ですね。 足関節、膝などが続いて多いでしょうかね。 感染症との鑑別が大切になりますね。 症状 ①原因なく疼痛出現 ②発赤 ③熱感 ④腫脹 ⑤圧痛 と感染症と同じような症状を呈します。 ただ、圧痛の強さが蜂窩織炎よりも強い印象があります。
医療

感染症

感染症、蜂窩織炎は ①熱感 ②発赤 ③腫脹 がメインです。 痛風発作も同じ様な傾向がありますので注意が必要です。 安静時痛もあり、 症状が悪化すると膿が溜まることもあり、 状況によっては切開排膿する必要があります。 治療法 症状が強ければ抗生物質を内服します。 重症度合、確定診断は採血と症状です。 CRP(炎症反応)とWBC(白血球)、顆粒球などで判断します。
スポーツ

腸腰筋の肉離れ

意外と多い疾患である腸腰筋肉離れです。 ポイントは発生機序がハッキリしないことが多い肉離れです パフォーマンス低下と鼠蹊部痛のような症状を訴えます。 下肢挙上テスト(背臥位で下肢を自動挙上させる) 座位での股関節屈曲抵抗(座位で股関節自動屈曲させる) うつ伏せの腸腰筋ストレッチ(うつ伏せで股関節伸展させる:膝屈曲位) 「これっ」といった明らかな特徴はないですが、 所見で的を絞ることは可能です。
スポーツ

骨挫傷

骨挫傷は簡単に言うと骨の打撲であり、 ①骨同士の接触 ②人、物との接触 に大別されます。 骨内部に出血をしますが、 骨折、不全骨折のように連続性が断たれているわけでなく、 骨の中に炎症が生じている状態です。