食事をすると汗をかくのは何故?

コラム

食事と栄養

 

食事・栄養に関しては、

色々な情報が世間に出回っており、

どれが正しいのか皆さんも困惑している部分もあるかもしれません。

 

過去の研究、実験報告や自身での実際にあった臨床経験から、

情報を発信していけたらと考えてます。

 

ということで、

これは過去の実験からくる報告になります。

 

食事を摂ると汗をかく

 

 

夏の学校で昼ごはんを食べた後に汗が止まらないのが、

汗っかきだった私の経験です。

あれ、けっこうつらいんですよね。

服もびっしょりなりますし。

 

で、今になって実際は何が起こっているのか気になり、

調べてみました。

 

要するに体のエネルギー代謝が活発になるわけですが、

なぜ活発になるかは

 

◎噛む 

◎摂取したものを消化、吸収する

 

という2つの可能性があります。

 

そこで

 

犬で実験をしたことがあるようで、

 

①餌を普通に食べる

②食べたものが胃に届く前に食道から外に出す

③食べ物を胃へ直接入れる

 

という3つのパターンで変化が異なるかという研究です。

 

①餌を普通に食べる

食べた直後にエネルギー消費量が高くなり、

その後は一旦落ち着き、

また再度緩やかにエネルギー消費が高くなるという数値を示しました。

2段階で高くなる感じです。

 

②食べたものが胃に届く前に食道から外に出す

最初の食べた直後にエネルギー消費量が高くなることはありますが、

ゆるやかなエネルギー消費量が高くなるはありませんでした。

最初の1段階のみです。

 

③胃に直接食事を流した場合は

最初の食後にエネルギー消費量が高くなるという部分が発生せずに、

ゆるやかにエネルギー消費が高くなるという数値を示しました。

後の1段階のみです。

 

 

この結果より、

噛むことから食事摂取の直後のエネルギー消費は発生する推察できます。

噛むことで交感神経活動を活性化

→褐色脂肪細胞による熱産生

→エネルギー消費高まる

 

ということのようです。

消化、吸収はエネルギー消費はイメージ付きますが、

「噛む」ことでもエネルギー消費に影響するようです。

 

よく噛んで食べるダイエットなどは、

このようなことから話が出ているのかもしれません。

 

ちなみに

「タンパク質が食事誘発熱産生が高い」

ということがありますが、

これはタンパク質が複雑な構造をしており、消化、吸収にエネルギーを要するため

エネルギー消費が高いようです。

 

タンパク質を食べると痩せる!

というのはこういうこともネタ元で話題になった部分もあるのかもしれません。

 

 

まとめ

 

 

糖質制限、脂質ダイエットなど色々な方法が現在はありますが、

私が学生の頃にも聞いたことがあるようなダイエット法は、

このようなエビデンスが湾曲及び極端になって、

世間に出回っていたのかもしれません。

 

知識として知っておくと使えそうなので、

記事にしてみました。

 

 

 

 

 

 

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