素人でもわかる診断学 【中級編】

診断テクニック

 

徒手検査、画像診断とかを用いなくても、

大まかな部分はエピソードと状態で評価できます。

 

周りの大切な人が不調になったとき、

医療関係者が周りに頼られた際に参考にして頂くと幸いです。

 

ほんとに大まかな部分は【基本編】で話しております。

【素人でもわかる!】診断学の基本編 

 

中級編となりますので、

多少テクニックを入れていきます。

ただ、一般の方でもできるレベルに厳選したつもりです。

 

なお、今回のメインは外傷があった場合になります。

 

ポイントは

 

  • 可動域
  • 腫れ
  • 期間

 

です。

これが評価できれば重症度の指標になります。

医療機関受診の指標にして頂くと良いでしょう。

 

可動域

 

 

可動域評価というのは動きが正常かどうかの判断になります。

指で例えるなら、指が曲がるか、伸びるかです。

 

突き指などをした際に、

痛みはあるが、

しっかり伸びて、

しっかり曲がるかを確認してください。

 

関節が曲がる、伸びるがしっかりとできれば、

重症ではない可能性は圧倒的に高くなります。

 

腫れ

 

 

腫れがなければ、

炎症程度は弱い可能性が高くなります。

出血、炎症によって腫れるわけですから、

 

指の捻挫で腫れを確認しようとするなら、

指の皺(しわ)を確認してください。

 

腫れると皺が少なくなります。

腫れて皮膚が引っ張られ、皺が減るのです。

 

左右差で確認するとわかりやすいので、

参考にしてください。

 

 

パワーです。

外傷などのダメージを筋肉および関節に受けると、

影響は可動域にも出ますが、

筋出力にも影響します。

 

有名なのは肉離れですが、

ハムストリングの肉離れといって、

大腿部の裏側の筋肉が肉離れは多いです。

 

 

ですので、

ハムストリングの肉離れを疑った場合は

うつ伏せにして、膝を曲げてもらうように促します。

 

まずは怪我をしていない健側から筋収縮させて、

その後に怪我をしている患側の筋収縮をいれます。

 

痛みの誘発の確認と、

パワーが十分に入っているか、いないかを確認します。

 

左右差を認めれば筋力低下が起こっているので、

何かしら発症している可能性があり、

詳細な評価が必要になります。

 

 

期間

 

 

痛みが出てからの期間です。

怪我でも当日は動きも悪く、力も入らないなどはよくありますが、

2,3日で改善することはあります。

 

ところが、数日立っても可動域、筋力が入って来ない場合は

それなりの怪我が発症している場合がほとんどです。

 

発症してからの期間及びエピソードを知ることで、

なにか問題が生じているかどうかを見極めることが容易になります。

 

 

まとめ

 

疲労骨折なども場所にはよりますが、

腫れが出ることもあります。

 

肉離れは筋力と可動域。

 

骨折は腫れ、可動域、筋力。

 

逆にいうと、

痛くても腫れなく、力が入り、よく動く

というのは大きな問題がない場合が多いです。

 

一方で、外傷なく発症したもので、

特定の動きをすると痛みがでるというのは、

また、上記とは異なる何かが起こっている可能性があります。

 

骨壊死、軟骨損傷、離断性骨軟骨炎などが該当します。

 

まずは大きい部分を評価して、

細かい部分を評価していくというのが大切ですので、

参考にしてください。

 

 

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