肘内障

子供の健康・スポーツ

肘内障

 

肘内障というのは、0歳から6歳くらいまでに多い、

肘関節の亜脱臼です。

 

手を引っ張ったり、寝返りで肘にねじれる動作が加わると発症することが多いです。

 

気がついたら子供が肘を動かさなくなったり、

子供はいきなり泣き出したりします。

治るかと思ってほっといても動かそうとしません。。。

親は何かあったか心配になってきます。

 

 

病態

 

輪状靭帯という靭帯から橈骨の橈骨頭という部分が逸脱してしまうことで発症します。

これが肘内障です。

年末年始に多いのは、実家に孫を連れて帰ったら、

爺ちゃん婆ちゃんが孫の相手をしている時に、

思わず手を引っ張ったりしてしまうからですね。

 

比較的、簡単に抜けてしまうので、

爺ちゃん、婆ちゃんは急に泣き出して驚きます。

初めての肘内障であれば、御両親も何がなんだかわからないんで焦ります。。。

 

楽しい年始に一気に暗雲モードが訪れてしまうわけです。

 

 

実際は

 

肘内障の病態自体は大したことないので、

医療機関で診てもらえば簡単に治してくれます。

経験がある治療院でも治してくれるはずです。

 

ただ、正月は開いていない。。。

 

ということで、親の方が多少のリスクはありますが治す方法を伝えます。

 

治し方

 

あくまで医療機関が見当たらない場合としてください。

あと、転倒している場合は避けた方が良いです。

折れている時あります。。。

腫れている時も危ないかも。。。。

肘内障ではない時もありますので要注意です。

 

掌を正面に向けて伸ばすと、

肘の外側に出っ張りがあります。

それのやや下に受傷部位(橈骨頭)があります。

手から辿っていくと、親指側から肘まで上がっていってください。

そこで、肘近くで出っ張りが触知されます。

それが橈骨頭です。

 

それを片手の親指で押さえた状態で、

前腕(手首)をドアノブを開けるように、(回外)

ゆっくり最大まで捻ってください。

※ここで8割は治ります

 

続いて、ドアノブを閉めるように(回内)

最大まで捻ってください

※ここで9割5分治ります。

 

これで治らなければ、

最大まで捻れてないか、難しいやつです。

 

医療機関に行ってください。

 

もしくは。。。3日ほど様子見てください

治りますので。

肘内障であれば。。。

 

まとめ

 

年末年始は肘内障が多いです。

皆さん気をつけてください。

 

放置でも時間が解決するので、

ご心配なく。

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