前十字靭帯断裂手術でどこか早く復帰できる病院ないですか???
膝には大きく4つの靭帯があります。
前十字靭帯
後十字靭帯
内側側副靱帯
外側側副靭帯
いわゆる膝の靭帯損傷というのは、
これらの靭帯を痛めたことを意味します。
その中でも、もっとも運動復帰に時間を要するのが前十字靭帯になります。
なぜなら、運動復帰には一般的に手術が必要とされているからです。
前十字靭帯損傷については要点は以下を参照してください。
![](https://kenshin.link/wp-content/uploads/2021/11/knee-mri-sagittal-pd-2.jpg)
今回のポイントは手術が必要になることを前提とした場合に、
運動復帰は約1年を要することになる。
選手、家族からしたら学生時代の1年間運動ができないなんて、長すぎます。
だから、色々と情報を集めて少しでも早く復帰できるような方法を探すのです。
まぁ、当然の行為とも言えるのかもしれません。
それを納得するには、なぜ1年を要するのかを理解しなければなりません。
なぜ、1年かかる??
1年もかかる理由は、
手術は靭帯を作り替える手術になるのですが、
その作った靱帯の強度が強くなるのに時間がかかるからです。
身体の腱を採取して、靭帯の位置に設置する(再建術)ので、
設置した腱が元の靱帯のような強度になるまで時間を要します。
それが6カ月から10カ月と期間が医療機関によって様々な部分ではあります。
ただ、これは人間の生理学的な問題なので、
手術の腕がどうこうというよりも治療方針の見解の違いとなります。
だから、早いから良いというわけでなく、
リスクなどの情報を確認した上でどのような治療方針が良いかは
患者さん自身が最終的に判断しなければなりません。
膝のコンディション(可動域、筋力、腫れなど)も運動開始の判断基準には重要なのは勿論であり、
そのために運動復帰が遅くなることもあるでしょう。
そこは術後にならないとわかりませんが、
基本的には予定通りに進むことが多いです。
まとめ
前十字靭帯断裂手術後の運動復帰までの期間は、
再建した腱が体に馴染むまでの期間であり、
半年から10ヶ月は基本的にかかります。
医療機関によって異なるのは治療方針であり、
再生が早いわけではありません。
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