【ボクシングで拳を壊した】中手骨疲労骨折

村田VSゴロフキン

 

4月9日の村田選手とゴロフキン選手の死闘は凄いものでしたね。

格闘技は好きですが、素人なんで細かいテクニックはわかりませんが、

ゴロフキン選手の重たく、痛そうなパンチと、

すごい角度からのフックは興奮させられました。

村田選手のボディー打ちなども期待させてくれましたが、

結果は残念でした。

 

拳を壊す

さて、ボクサーは拳を痛めることが多く、

試合中での手の骨折も多いようです。

 

ハードパンチャーと言われる人ほど怪我のリスクは高いようです。

漫画とかでも、骨折シーンもよく見ますよね。

当たりどころもあるようですが。

 

ところがトレーニングでの疲労骨折もあるので、

今回はその件がポイントになります。

 

特に学生の選手に多く、

ボクシング部などではちょくちょく見ることがあります。

頻度は多くはないですが、

知らないと完全骨折することがあるので要注意です。

 

 

普通の骨折は

 

 

左側が親指で4番目が第4指になりますが、

中手骨という手の甲の骨がボキッと折れています。

 

壁を殴ったり、喧嘩などでは拳の外側で接触することが多く、

このように4番目の骨(第4中手骨)が骨折します。

 

今回、注目するのは、この中手骨が疲労骨折を起こすことがあるのです。

パンチなどで折れることを考えると、

パンチなどの繰り返し動作をすれば当然負担がかかりますので、

疲労骨折もあり得ると想像は付きやすいですが、

あまり遭遇する疾患ではないのです。

 

だから、見逃されやすいです。

 

初期はレントゲンで発見できないことも多いので、

MRI検査をすることもあります。

また、トレーニングを続けていて疼痛が続いている選手は、

レントゲンでも仮骨という新しい骨が出現していたりします。

 

手で疲労骨折が起こらないと思っていると見逃します。

そのため、格闘技をやっている選手たち、関わっているトレーナー達は、

中手骨に疲労骨折があると認知することが大切です。

 

まとめ

 

手の中手骨は疲労骨折が起こります。

 

ポイントは

腫れ

痛みが続く

格闘技をしている

 

痛みが続くときは注意してください。

レントゲンでは痛みが出てから、変化が出るまで4週間ほど要します。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です