ストレッチはパフォーマンスを下げる!?

ストレッチって大事なの?

 

私自身も

「ストレッチは子供の頃から大切です!」

「怪我の予防はストレッチ!」

とスポーツする上では教育を受けてきました。

 

本当に効果あるの?

じゃ 何に効果あるの?

 

ということを考える方も多くいると思います。

 

ストレッチ効果に関しては様々な論文がありますので、

世間にも様々な情報が飛び交いゴチャゴチャなってますが、

認知されているのは「なんかカラダに良いらしい」というところだと思います。

 

テレビなどのメディアはスポンサー事情などもあるため、都合の良い論文を取り扱うこともあるかもしれません。

 

さて実際はどうなのでしょうか?

過去の文献から調査してみました。

 

なお、今回のストレッチというのは、

皆さんがイメージする一般的なストレッチであるスタティックストレッチとします。

昔から練習前や終わった後におこなうストレッチとイメージしくてださい。

 

ストレッチのパフォーマンスへの影響

 

 

試合前のストレッチはパフォーマンス向上に効果的か?

一般的な認知は効果的!!でしょう。

 

過去の論文からの結論

「効果ない」が圧倒的に多い

となっているようです。

 

ストレッチした方がパフォーマンスは2.7%ほど低下

 

ということも報告あります。

 

90秒以上ストレッチするとジャンプ高さも低下

ただ、短距離などのランニングは影響出ないようです。

 

 

ストレッチは怪我の予防になるのか

 

予防にならない!!!

 

可能性が高い。。。みたいです。

 

論文ベースでは有効である可能性は低そうです。

明らかな差がでない論文が多いからです。

 

オーストラリアの軍隊に

3ヶ月ふくらはぎのストレッチをした549名→下腿部で障害出た人が23。

いつも通りにしていた人544名→25。

ほとんど差がない。

いわゆる有意差がなかったとのこと。

*Pope RP ; Aust J Physiother. 1998

 

他にも色々と調査をしているようですが、

差を認めなかったものが多いようです。

 

一方で、

ストレッチなどで足首の動き(背屈)を45度まで動かせると捻挫の発生は

「25%」

まで低下すると報告があります。

 

怪我・障害予防では効果薄いが、

「肉離れ」

に関しては予防効果があるという報告もあります。

 

目的に応じてストレッチは使い分けるのが大切なようです。

 

まとめ ストレッチ

 

今回はあくまでスタティックストレッチ(静的ストレッチ)についての話です。

ダイナミックストレッチ

バリスティックストレッチ

PNFストレッチなど

色々あります。

 

スタティックストレッチは意味がないわけではないので誤解の内容にしてください。

リラックス効果などを目的として、おこなう選手・トレーナーもいます。

 

ただ、単純に競技前におこなうと

パフォーマンスが上がる

怪我しなくなる

わけではないこともしておいてください。

 

まずは簡単な報告でした。

 

 

参考

雑誌「理学療法学」

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