スポーツ障害の統計
雑誌でスポーツ障害について特集をやってましたので報告です。
※臨床スポーツ医学 2022.vol39
記事では3年間の体育部活動中で発生しているデータをとってまして、
高校で445,726件
中学校では477,912件
小学校では6年間で18,255件と報告されてました。
小学生は4年生以上の高学年が怪我が多いようです。
中高生は球技スポーツでの負傷が多く、
競技人口の影響も大きいと報告されています。
スポーツ競技は怪我が多いのは仕方のない部分がありますが、
予防できる部分もあります。
ですから、プロサッカーチームなども疫学研究などに積極的に介入しているようです。
試合と練習では
練習が1000時間あたり6.6回負傷
試合が1000時間あたり23.8回負傷
と圧倒的に試合での怪我が多いようです。
(欧州サッカー協会:UEFA)
それでも18年間の調査では年間3%ずつ怪我の減ってきているとのことでした。
また、再現率・怪我による離脱期間は有意に減少しているようです。
医学・予防医学の進歩と言えるのではないでしょうか。
それにしても、
やはり試合の方が怪我は圧倒的に多いんですね
プレイの当たりが激しくなるのか
レベル差から生じる怪我なのか
疲労感があっても気持ちでプレーするからなのか
原因はわかりませんが、
練習と試合は違うということが
こういうデータからの観点でも読み取れることができますね。
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