腸腰筋肉離れ
意外と多い疾患である腸腰筋肉離れです。
ポイントは発生機序がハッキリしないことが多い肉離れです
気がついたら疼痛があり、
治ってこないのが特徴。
パフォーマンス低下も起こります。
腸腰筋ですから様々な動作で疼痛誘発されますので。
対象
中学生以上の選手が多いです。
小学生ではほとんど起こりません。
症状
パフォーマンス低下と鼠蹊部痛のような症状を訴えます。
「これっ」といった明らかな特徴はないですが、
所見で的を絞ることは可能です。
所見
下肢挙上テスト(背臥位で下肢を自動挙上させる)
座位での股関節屈曲抵抗(座位で股関節自動屈曲させる)
うつ伏せの腸腰筋ストレッチ(うつ伏せで股関節伸展させる:膝屈曲位)
確定診断
MRIで腸腰筋内の出血を確認
白い部分が出血反応になります。
画像はsagittal(矢状断像)画像になります。
まとめ
およそ2週間ほどで改善します。
急な運動再開は再発の恐れがある為、
注意しましょう。
コメント