朝から首が痛い
朝起きたら首が痛い経験をした人も多いのではないでしょうか。
いわゆる「寝違い」といういわれるものですが、基本的には放置しておいても治るものです。上手く治療される先生もいますので、治療院などでの治療も有効でしょう。
注意すべき首痛
ただ、「寝違い」ではないときがあります。
以下の3つの疾患です。
①咽後膿瘍
②Crowned dens syndrome(クラウンデンスシンドローム)
③石灰沈着性頚長筋腱炎
①咽後膿瘍
喉の奥に膿が溜まる、細菌感染です。
②Crowned dens syndrome
頚の偽痛風(ぎつうふう)であり、環椎横靭帯(首の1番上の骨にある靭帯)にピロリン酸カルシウム結晶の沈着でなります。
➂石灰沈着性頚長筋腱炎
頚の筋肉に石灰(ハイドロキシアパタイト)が発生し、痛みとなります。
対処法だけ知っておけば問題なく、寝違いとちょっと違う感じがするときは上記3つも想定しなければなりません。
食事中の痛みは要注意
特に食事で飲み込んだ際に痛むのは要注意です。(嚥下痛)
ただの寝違いでない場合は、嚥下痛の出現頻度が高いです。
また、①に関しては、命にかかわることもありますから注意してください。
寝違い同様で頚もあまり動かなくなります。症状が長引くときは注意してください。そして、処方が出せる医療機関を受診してください。
採血やCTなどで検査しなければ、診断が難しいこともあるので、
①首の痛みが強く、動きに制限がある
②嚥下痛がある
上記を認める場合は、検査機器が整った施設に受診することが良いでしょう。
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