捻挫は繰り返します
- 捻挫って何?
- ほっといたらどうなる?
- 治すにはどうする?
- 痛くても運動していい?
- 後遺症ってあるの?
1.捻挫って何?
多くは足関節を内側に捻ることを足関節捻挫と言います。捻挫とは靭帯などを部分損傷及び断裂することを意味しており、捻って痛めたけど骨折にならなければ、いわゆる捻挫です。
靭帯は前距腓靭帯がもっとも痛めやすい靭帯として有名で、踵腓靭帯、下前脛腓靭帯などがあります。足首が緩くなるのは前距腓靭帯を痛めた場合が多いです。
2.ほっといたらどうなる?
放置しておくと足関節が緩くなる「捻挫しやすい」という足関節になることがあります。中等症以上の捻挫では足関節を短期間でも固定することで後遺症を防ぎます。固定した方が運動復帰も早いことがあり、そこの見極めが捻挫では非常に大切になります。スポーツ外傷に強い医療機関で適切に判断して頂くことが大切になります。一方でアスリートに捻挫は付き物でもあり、上手く付き合うという手法も大切にはなります。
3.治すにはどうする?
先述したように固定は有効です。ただ、試合が近いなどで早期復帰が必要な場合は長期間の固定ではなく、バランスが取れるまでの固定、その後はバランストレーニングなどで再発を防ぐことが大切になります。足関節を捻挫するとメカノレセプターというセンサーが破綻するため、それの回復を測ってから運動を再開しなければ、せっかく治った足関節も復帰途中で再度捻ってしまう事があります。十分に注意して、復帰する際もバランスボードに乗ったトレーニングなどをしっかり続けてください。
先述したように固定は有効です。ただ、試合が近いなどで早期復帰が必要な場合は長期間の固定ではなく、バランスが取れるまでの固定、その後はバランストレーニングなどで再発を防ぐことが大切になります。足関節を捻挫するとメカノレセプターというセンサーが破綻するため、それの回復を測ってから運動を再開しなければ、せっかく治った足関節も復帰途中で再度捻ってしまう事があります。十分に注意して、復帰する際もバランスボードに乗ったトレーニングなどをしっかり続けてください。
4.痛くても運動していい?
運動しても良いですが、パフォーマンスが充分に発揮できるかがポイントです。受傷した足で片足でのジャンプができなければメカノレセプターは回復していない事が想定され、再度捻挫を繰り返す可能性が高くなります。バランスが取れるなどの基準を設けて再発防止に努めることが大切です。
5.後遺症ってあるの?
後遺症が残ることがあります。重症度合いにもよりますが、捻挫では少なくとも靭帯損傷は伴っており、断裂していれば足関節は緩くなります。緩いと不安定感や酷くなると平らな道でも捻るなどの症状が出現します。重症度の捻挫では固定が大切になります。レントゲンによるストレス撮影で18度以上の足関節緩みがあれば靭帯再建術などの手術をすることも推奨されるため、捻挫を繰り返す人はしかるべき医療機関での加療をお勧めします。評価が大事になるでしょう。
6.まとめ
足関節捻挫は頻繁に遭遇する疾患ですが、油断していると後遺症が残ります。しかるべき経験豊富な医療機関で評価をしっかりして頂くことをお勧めします。経験豊富な医療機関とは患者が多いところです。患者が多ければ良くも悪くも失敗も多いため情報がアップデートされますので、ミスをする確率は低くなると考えます。
参考にしてください。
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